縄文の時空を超える

青森には、数千年の時を超えて受け継がれてきた「縄文」の息吹がある。 三内丸山遺跡に立つ巨大な木柱。 雪景色の中に佇むその姿を見上げると、かつてここで暮らした人々の祈りが聞こえてくるようだ。 自然と共生し、豊かな精神文化を築いた太古の日本に想いを馳せる。

Sannai Maruyama Ruins Winter
雪に包まれる三内丸山遺跡。

魂を揺さぶる火祭り

青森の短い夏、人々は魂を燃やすように祭りに熱狂する。 「青森ねぶた祭」。 闇夜に浮かび上がる極彩色の武者絵は、単なる出し物ではない。 厳しい冬を乗り越えるための祈りであり、生命力の爆発なのだ。 その迫力と美しさは、見る者の心の奥底にある情熱を呼び覚ます。

Aomori Nebuta
闇を照らすねぶたの灯火。