日本人の心のふるさと
「お伊勢さん」と親しまれる伊勢神宮。 宇治橋を渡り、神域へ一歩足を踏み入れると、そこには凛とした空気が流れている。 早朝、朝霧の中から昇る太陽が鳥居を照らす瞬間は、まさに「神々しい」という言葉そのもの。 20年に一度社殿を造り替える「式年遷宮」によって、この聖地は永遠の若々しさを保ち続けている。
海と生きる志摩の風景
リアス式海岸が複雑に入り組む英虞湾(あごわん)。 波静かな海面には真珠の養殖筏(いかだ)が浮かび、夕暮れ時には黄金色に輝く。 この海は、数千年前から海女たちがアワビやサザエを獲り続けてきた豊かな漁場でもある。 展望台から望む多島美は、時が止まったかのような安らぎを与えてくれる。
肉の芸術品、松阪牛
「肉の芸術品」と世界中のグルマンが憧れる松阪牛。 きめ細かな霜降りと、深みのある香りは、生産者たちの並々ならぬ情熱によって生み出される。 本場で味わうなら、割り下を使わず砂糖と醤油だけで焼き上げる関西風すき焼きがおすすめだ。 口に入れた瞬間に脂が溶け出し、濃厚な旨みが五感を満たす。 それは、まさに至福の体験といえるだろう。