神々が降り立った地、高千穂
宮崎県の北端、深い山々に抱かれた高千穂は、天孫降臨の伝説が残る神話の里だ。 阿蘇の溶岩が浸食されてできた「高千穂峡」は、高さ80〜100mの断崖が約7kmにわたって続く。 名瀑「真名井の滝」がエメラルドグリーンの水面に落ちる様は、この世のものとは思えない神秘的な美しさ。 ボートを漕ぎ出せば、まるで神々の庭に迷い込んだような静寂に包まれる。 夜には高千穂神社の神楽殿で「夜神楽」が奉納され、太鼓や笛の音が魂を揺さぶる。
太陽とフェニックスの海岸線
宮崎空港に降り立つと、南国の風が肌を撫でる。 日南海岸沿いには背の高いフェニックス(ヤシ科)の並木が続き、どこまでも青い空と海が広がる。 まるでカリフォルニアやハワイを思わせる開放感あふれるドライブコースだ。 青島神社は島全体が境内となっており、周囲を取り囲む「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩が、自然の造形美を見せつける。 ここは、太陽神・天照大神の孫、ニニギノミコトの物語が息づく場所でもある。
断崖の洞窟に鎮座する、鵜戸神宮
日南海岸の断崖絶壁に作られた鵜戸神宮。 朱塗りの本殿が、なんと海に面した洞窟の中に鎮座している。 「運玉」を投げて願いを占う運試しも有名だが、何よりこの場所の魅力は、波の音と神聖な静けさが同居する独特の空気感だ。 洞窟の中から鳥居越しに見る太平洋の荒波は、自然への畏敬の念を呼び起こす。 神話と自然が融合した、宮崎ならではのパワースポットである。