石畳と坂道、異国情緒の街
長崎は、坂の街だ。 石畳の坂道を登りきると、眼下にはすり鉢状に広がる街と長崎港が一望できる。 鎖国時代、唯一の貿易港として栄えたこの街には、西洋や中国の文化が色濃く残る。 夜になれば、街路灯の明かりが大浦天主堂を照らし出し、幻想的な雰囲気に包まれる。 ステンドグラスから漏れる光は、この街が歩んできた祈りの歴史を静かに物語っているようだ。
海に浮かぶ祈りの島、五島列島
長崎の西に浮かぶ五島列島には、かつて弾圧を逃れたキリシタンたちが密かに信仰を守り続けた集落が点在する。 世界遺産にも登録された教会群は、質素ながらも信徒たちの強い想いが込められている。 レンガ造りの天主堂の向こうには、どこまでも透き通るブルーの海が広がる。 厳しい歴史を乗り越えてきた祈りの島々は、訪れる人の心を洗うような静けさと、圧倒的な自然美に満ちている。
1000万ドルの夜景とランタンの灯り
すり鉢状の地形が生み出す長崎の夜景は、「世界新三大夜景」の一つに数えられる。 稲佐山から見下ろせば、港を取り囲むように広がる街の灯りが、まるで宝石箱をひっくり返したかのように輝く。 冬にはランタンフェスティバルが開催され、街中が極彩色のランタンで彩られる。 異国情緒あふれる「和華蘭(わからん)」文化の粋を集めたその光景は、訪れる人々を幻想的な夢の世界へと誘う。